
技術力も高く性能も良い日本の機械製品。消費者の元に製品を届ける上でも重要な役割を担っているのが工場の組立のお仕事です。ここでは、工場で働く組立のお仕事やメリット、働く方法について解説します。
製造業
製造業では家電製品や自動車、工業用機械などのメーカーの工場内で、組立作業を行います。製造業にとっての組立は、製品製造の一過程を担うポジションです。
小売業
小売業では製造業から製品を部品のままで仕入れ、自社工場内で組立を行ってから店舗やお客様の元へ出荷します。小売業での組立は、企業が取り扱う事業の幅が広ければ広いほど、組立を行う製品の幅も広がります。
物流業
製造側や販売側は受注に応じてひとつひとつ組み立てていると出荷が間に合わない、配送側は大型の荷物は物流倉庫を圧迫して作業の邪魔にもなる、という双方の事情からメーカーや販売店に代わって、組立を担う物流業もあります。物流業では、物流倉庫で製品を組立てから配送します。
主に2つ 組立の仕事内容を見てみよう
組立の主な仕事が、製品の元になる「ユニット」と呼ばれる部品を図面通りに組み立てる仕事です。ベルトコンベアに乗って運ばれてくるユニットを、次々に組立ていくライン作業を取り入れているところが多いです。
実際に製造・販売・配送する製品の組立だけでなく、工場や倉庫の運搬作業で使用する冷凍用やアルミのコンテナ、工具入れなどの組立を行うこともあります。こちらは全体的に日常的・かつ単純な組立が全体の作業割合を占めています。
求人サイトなどを見ていると、「組立」のほかに「組付け」という言葉を見かけますが、組立と組付けはほぼ同義と考えて問題ありません。いずれも、ライン作業で組立・組付けを行う仕事です。
組立のお仕事の給料は、毎月の基本給に加えて残業手当や休日手当、夜勤がある時には夜勤手当などの各種手当が支給されます。求人内容によっては、採用後に祝い金が支給される場合もあります。
組立のお仕事の待遇で多いのが、個室の社員寮を完備しているところが多いことです。中には、水道光熱費なども全て企業側が負担してくれるところもあります。
組立のお仕事は直接雇用ですので、大手家電メーカーや自動車メーカーで働けることも。中には、正社員への登用制度を取り入れているところも多いので、大手企業の正社員を目指せるチャンスにも。
自分が実際に組立を行った製品が市場に出荷されたり、お客様の元に届いたりします。日本のモノづくりを陰で支える実感が体験できるお仕事でもあり、普段使用している製品のしくみに身近に触れられます。
メーカーや小売店勤務の経験があり、その製品に対する知識や取り扱い経験があれば、組立に活かして働くことができます。
また、組立だけでなく工場でのお仕事が初めての人でも、組立は特殊な免許や資格などが不要な職種ですので、未経験者でも働きやすくなっています。
組立は、ライン作業で組立てを行っていくお仕事ですので、力は必要ありません。男性はもちろん、女性や幅広い年齢層の方が活躍できるお仕事です。
個室の社員寮完備で、家具や家電も揃っている組立求人を選べば、すぐに仕事を始めることもできます。期間工募集を利用して、一定期間の出稼ぎとしても。出稼ぎでの単身者の場合、赴任手当が支給される企業もあります。
組立の仕事をするには、当然ながら組立の仕事を募集している求人に応募することです。
組立の求人は幅広くありますので、空いている時間を利用してパートやアルバイトをしたい主婦や学生の方、企業の正社員を目指したいフリーターの方、期間工で一定期間だけしっかり働きたい方、などライフスタイルに合わせて希望の働き方を選べます。
日本のものづくりの現場に立ち会える、組立の仕事なら経験者も未経験者も活躍できます。